しつけは親だけがするもの?それとも・・・だれ?

それは突然起きたのだった。家の大切な食洗器が突然、動かなくなってしまったのだ。まず当然ながらわたしが驚き、修理に出す費用を頭の中でどこから捻出しようと考え、思わずぞっとした。主人の顔も心なしか青ざめていたように感じた。そういえばこの間も冷蔵庫が壊れて、買いなおしたばかりだった。青ざめるのも無理はない。子ども達だけが「なに?どうしたの?」「壊れたの?一生壊れちゃうの?」とあどけない顔と声で私たちに問いかけてきていた。「あ、そうか」とわたしの頭の中にひらめいたものがあった。「しばらく手洗いね。自分の食べたものは自分で洗ってね」とわたしという母は冷たく言い放ったのだった。一番、驚いたのはどうやら主人のようだった。「お、おれも自分で洗うのか?」「もちろん。親は子どものお手本だからね」勝ち誇ったようにわたしは主人にまで宣告したのだった。子どもはすごいものだと思う。あれ以来、毎食手洗いを続けている。学校へ遅れそうな日も洗わないで行ったことなんて一日もないのだ。うちの壊れた食洗器。子どものしつけや「いただきました」の精神をどうやら運んできてくれたようだ。きっともう二度と動くことはない食洗器。わたしはこの食洗器がしつけをするわたしの親のように思えて仕方ないのである。EPAサプリ

しつけは親だけがするもの?それとも・・・だれ?